鶴瀬で長年間愛される昭和テイストの純喫茶で、ゆっくりと流れる自分だけの時間。
鶴瀬駅東口、ふじみ野側の踏切りそばのビルの2階で2016年時点で創業39年になる、しっとりした雰囲気の隠れ家的な純喫茶。浦和出身のマスターと三芳出身のママさんのご夫婦で営まれているお店で、1階の精肉店「くにちく」さんとママさんはご親戚関係とのこと。お店の入り口となる階段下にある昔ながらの食品サンプル、人形などがおいてある飾り棚、階段脇に置かれたたくさんの鉢植え、お店の歴史と個人店ならではの個性を感じさせます。
穏やかな明るさのライティング、ランプシェード以外は創業当時のままの店内は、造花や生花・装飾品に彩られ不思議な空間にいるような気分にさせてくれます。BGMとして流れるクラシックと時おり聞こえる電車の通過音が相まって居心地の良さは格別。
さて啓さんの「カフェめし」は意外とメニューが豊富。選ぶのに時間がかかってしまいましたが、今回は「本格派自家製ドライカレー」と「焼肉スペシャル」をチョイス。
自家製ドライカレーはキーマカレーを彷彿とさせる挽肉がたっぷりと乗り、福神漬けとスライスゆで卵のトッピング。一般的なカレーよりも濃いめの色・優し目のスパイス感。ボリューム的には女性ならお腹いっぱいになる量です。食べ終わった後に、なぜかまた食べたくなる味わい。
焼肉スペシャルは腹ぺこ男子にもおすすめ。肉も食べたいけどパスタも食べたい!そんなニーズに応えてくれるガッツリメニュー。焼肉のお肉は生姜焼きテイストで柔らかく、ご飯がもりもり進みます。ナポリタンはこれぞ「ザ・洋食屋さんのナポリタン」という雰囲気、しっかり味で食べ応えあり。メイン料理のほかにスープ・サラダ・デザート・ドリンク付きと、ちょっとしたフルコース。
そして喫茶店といえば、やはりコーヒー。啓さんではサイフォンを使っているので香りもしっかり楽しめます。そしてコーヒーのお供にバッチリなのが、ママさんの手作りのアップルパイ。具がギッシリ詰まったうれしい一品です。訪店した日には、レジ横にテイクアウトできる手作りラスクが。価格もお手頃、ザラメがアクセントとなっていてこちらもお勧めです。
帰り際にfujimist.info運営が「すてきな雰囲気のお店ですよね」とママさんに声をかけると「私が誰よりもこのお店のファンかも。お店にあるものはみんな好きなものばかりなの」と。お店の独特の雰囲気はこうしたオーナーご夫妻が39年かけて作り上げてきたものかもしれません。こちらのお店ではお客さんが気兼ねなくゆっくり過ごせるようにと、サーブの頻度を少なめにしているとのこと。気兼ねなく長居できる場所としてチェックしておきたいお店です。
お店の看板メニュー「本格派自家製ドライカレー」。ドライとは言いますが器のフチから溢れ出そうな挽肉たっぷりのカレーが。
併せてオーダーしたい「和風サラダ」は彩り良し。先に野菜類をいただいてからメインと行きましょう。
「焼肉スペシャル」。別途「焼肉ライス」がメニューにありますが、こちらは上位互換品です。ご確認ください。
ママさん手作りのアップルパイ。リンゴがぎっしり!
アクセス
埼玉県富士見市鶴瀬東1丁目10−35 国畜ビル
TEL
営業時間
【通し営業】9:00~22:00
日曜営業
定休日・店休日
年中無休
駐車場の有無
駐車場あり(地図はこちら:No.49,50,51が啓さん駐車場)・近くにコインパーキングが充実しています。地元のかたは徒歩または自転車の利用が便利です。
喫煙・禁煙・分煙についての情報
喫煙可
サイフォンドリップの珈琲、ホットは深煎りで酸味を抑えたコクのある味わい。
アイスコーヒーはスッキリとした比較的クリアな味。暑い日にはぴったり。
フードメニューはスープ付き。ランチタイムは+¥180でブレンド、+¥200でアイス珈琲がセットにできます。
「焼肉スペシャル」はボリューム満点。スペシャルだけあって、珈琲までセットです。
メニュー①
メニュー②
店頭のサンプルは、年季と歴史を感じさせる佇まい。
栄養バランスも考えています。
お店は鶴瀬駅北側の踏切そばのビルの2階。
入り口は、1階の「国畜精肉店」さんの右側。階段を上がっていきます。
階段を上がると、そこがお店の入り口です。
雰囲気のある店内。内装は創業時からほとんど変わっていません。
店内の様子①
店内の様子②
店内の様子③
店内の様子④