
上記画像出典:https://pixabay.com
みなさん、スマホ使ってますか?と、聞かれるまでもなく、スマホは多くのかたがお使いかと思います。fujimist.infoへアクセスしていただいている皆さんのご利用環境を拝見すると、約6割がiPhoneやAndroidなどのスマートフォンからという統計になります。
最近、このスマホを地域活性化や町おこしに活用しようという取り組みをはじめる地域や自治体が増えてきていて、スマホ・スタンプラリー用のシステムの導入事例なども見るようになりました。
その中でも特に活用が目立つのが、Google社の社内ベンチャー「Niantic Labs」が開発した「Ingress」という位置情報サービスを用いたスマホゲームを利用したもの。現在世界規模でユーザーが増加中で、日本国内でも全国各地でIngressを利用したイベントが開催されています。
このゲームの舞台設定は、『ヨーロッパの科学者チームが発掘した謎のエネルギー「エキゾチック・マター(XM)」を巡って、青(レジスタンス=抵抗勢力)と緑(エンライテンド=侵略勢力)の二大勢力が戦う』という内容で、現実の世界と重なり合う仮想世界のマップ上で実際に街なかを移動しながら陣取り合戦をおこなうもの。
出典:Ingress公式動画より
各勢力の拠点は「ポータル」という表現で存在し、地域のランドマーク的な場所や公共施設、神社仏閣などに設定されるので、地元地域での新たな発見なんかがあったりするようですよ。
自宅で腰を据えてガッツリ楽しむゲームではなく、外出してあちこちをアクティブに移動しまくらないとゲームが成立しないため、巷ではダイエットを兼ねてIngressを活用する人たちもいるようです。
出典:Ingress公式動画より
さて、実際にこの「Ingress」を地域振興に活用している自治体の中でも、事例として代表的なものが岩手県。県職員で構成される「岩手県庁ゲームノミクス研究会(旧岩手県庁Ingress活用研究会)」さん。岩手県内でのIngressイベントなども開催し、岩手県のwebサイトで情報発信されています。
東京都の東村山市では、市制50周年記念イベントとして「東村山をまるごとHACKせよ!」という企画を展開し、東村山市の名所旧跡を巡るミッション遊びや「リアルポータル参加店」という協賛店を巡る、スタンプラリー的な活用をされています。
また、神奈川県では横須賀市と横須賀商工会議所が仕掛ける「STRATEGY BASE FOR INGRESS IN YOKOSUKA」、小田原市などでも活用が始まろうとしていたり、石川県の金沢では民間レベルでの『金沢をIngressで観光する!新しい「金沢観光」』といった動きも。各地で活発にIngressの活用が進んでいるようです。
出典:Ingress公式動画より
そろそろ我らが富士見市・ふじみ野市で結託して、Ingressの仮想世界にマッピングされた地元のリアル世界で『HACK :// FUJIMI-AREA』なんてイベントをやってみても面白いかもしれませんね。ふじみエリア内にも数多くの「ポータル候補」が眠っているはずです。
さて、ここまでご覧頂いて「Ingress」に興味をもたれた方は、ぜひお手持ちのスマホにゲームをインストールして見てみましょう。レジスタンス(青)に覚醒者(緑)が押されつつある「仮想空間上の、もう1つのふじみエリア」が広がっていますよ。
※掲載に関しては、情報をお寄せいただいてから掲載に至るまで時間が掛かる場合があります。また「fujimist.info」の趣旨に残念ながら合致しない場合は、掲載を見送らせていただく場合があります。(掲載は無料です)
また、差し支えなければ情報をお寄せいただいた方のニックネームやブログURLなどをクレジット表示させて戴きますので、情報ご提供時にはその旨お知らせください。