
東みずほ台で30年以上、昭和の風情ただよう町の中華屋さん。自家製マタタビ酒を片手に女将の手作り中華に舌鼓を打つお店。
みずほ台駅東口、県道266号ふじみ野朝霞線沿いの洋食店「洋食エリーゼ えいすけ」さんのお隣にある「中華 宝来」さん。この場所で2015年時点で営業開始から35年ほどになる昭和レトロな町の中華屋さんです。ツボを抑えたメニュー構成が昭和レトロ店好きの心を揺さぶります。
接客から調理まで、女将さんが1人でこなします。この日のオーダーは、ランチセットの「なすみそ丼&ラーメン」、アジフライ定食、お店自家製チャーシューをふんだんに使った「チャーシューサラダ」の3品。ランチセットはチャーハンまたは丼モノ&ラーメンという構成ですが、ラーメン1人前に丼もけっこうなボリュームです。
また、特筆すべきはお店自家製の果実酒&薬膳酒。梅酒に加えて、ヤマブドウ酒、クワの実酒、マタタビ酒となかなか珍しいお酒をいただくことができます。特にヤマブドウ、桑の実、マタタビは市販品ではなく自前調達だそうです。いずれも他店ではまずお目にかかれないものですので、一度は飲みにいっていただきたいところ。
ランチセットの「なすみそ丼&ラーメン」。ラーメンは昔懐かしい中華そば。具もチャーシュー、メンマ、ナルト巻、ワカメに散らせた青ネギと王道フルコース。スープも王道の味、麺も黄色味のある昔懐かしいルックス。脳内でチャルメラの音がこだまする系ですよ。
なすみそ丼は、茄子・豚肉・ピーマンを味噌で甘辛く炒めた具材でシッカリ目の味付け、お箸が止まらなくなります。ちらりと垣間見えるキュウリの漬け物はアッサリめのぬか漬け、こちらもお店手作り。
定食の定番の1つ、アジフライ定食。アジそのものが大きめ、例によって周りサクサク中身ふんわり。千切りキャベツもちゃんとお店でカットされたもの、太さが手作り感を感じさせてくれます。各店、アジフライの仕上げ方は共通していると思うのですが、家庭で作ると意外とうまく行かない気がします。。。
お店の自家製チャーシューを拍子木切りにして使っている、チャーシューサラダ。中華ドレッシングとレタスと自家製チャーシューを一緒に咀嚼した時のハーモニーがたまりません。ライスを頼んで、「チャーシューサラダ丼」にしてもまたひと味違った楽しみ方ができそうです。
一度は飲んでおきましょう、宝来さんの自家製薬膳酒。こちらは「マタタビ酒」のロックです。グラスにマタタビが一粒、これも食べられるそうで、身体に良さそうな味わいでした。マタタビ酒には鎮痛作用や強精強壮、安眠熟睡をサポートする効果があると言われていますよ。
アクセス
埼玉県富士見市東みずほ台2-6-7
TEL
営業時間
【ランチ】11:30〜14:30
【夜の部】17:00〜23:00
日曜営業
定休日・店休日
定休:曜日
駐車場の有無
駐車場なし・みずほ台駅西口ロータリーのコインパーキングを始め、近くにコインパーキングが充実しています。地元のかたは徒歩または自転車の利用が便利です。
喫煙・禁煙・分煙についての情報
喫煙可
◆昭和の時代、富士見市と三芳町の境目あたりに「忠実屋」という当時としては大型スーパーがありまして、そこにあった「すがきや」さんというラーメン店に親に連れて行ってもらうのが楽しみだったことを思い出します。
◆鶴馬ショッピングセンターでしたか、中華料理「天府」さんが入っていたスーパー。子供の頃は、あのお店の店頭にガチャガチャの機械と共に「わたがし」の自販機があり、放課後に小銭を握りしめて買いに行ったものです。