
そうだ、キャンプに行こう!
暖かい時期になってくると、ふじみエリアから近い荒川沿いの「秋ヶ瀬公園」や「彩湖・道満グリーンパーク」ではバーベキューやデイキャンプを楽しむ人たちで賑わいます。
ゴールデンウィークなどの大型連休ともなれば、色とりどりのタープやテントがところ狭しとひしめき合うほど。さながらアウトドアグッズ・フェスタと表現できるほどです。
どちらの公園も宿泊はできませんが、テントやタープを張っての日帰りキャンプに行くには最短で緑の多い素敵な場所です。直火は使えませんが、焚き火台やバーベキューコンロを使うことは許可されています(基本有料です)。
キャンプやバーベキューができる範囲を埼玉県全域に広げてみると、意外とたくさんのキャンプ場があります。特に飯能市や秩父市あたりには、使い勝手のいいキャンプ場が多くありますが、今回は富士見市・ふじみ野市からアクセスしやすい場所ということで飯能市のキャンプ場を中心にご紹介してみます。
【飯能市】ケニーズ・ファミリー・ビレッジ / オートキャンプ場

画像出典:ケニーズ・ファミリー・ビレッジ
ファミリーキャンプに最適な名栗川に面したキャンプ場。買い出しも便利な立地で近場に温泉もあり、温水シャワー、シャワートイレ完備で女性陣にも人気です。
一般サイトは電源があるので、暑い時期はサーキュレーター、寒い時期は電気ストーブやホットカーペットの利用も可能(基本は持ち込みですがレンタル有り)。
区画は大きくないため、大きなサイズのテントやタープを持ち込む際はご確認を。
なお、ファミリー層に快適に利用して欲しいとのことで、ファミリー・カップル・ソロは除く「25歳未満」の利用には制限があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。
【飯能市】古民家ファミリービレッジ キャンプ / バーベキュー場

画像出典:古民家ファミリービレッジ キャンプ
コンセプトは「田舎に里帰りしたような気分を味わえるキャンプ場」。
先にご紹介した「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」の姉妹キャンプ場で、受付施設は1640年代に建てられた古民家。ファミリ―層中心です。
ケニーズ同様に近隣民家への配慮から、子どものいない25歳未満の若年層のみのグループキャンプなどの利用は不可のため、利用時は要確認です(カップル、ソロキャンプは年齢を問わず利用可)。
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【飯能市】せせらぎキャンプ場

画像出典:せせらぎキャンプ場
家族経営のアットホームなキャンプ場。バンガローが充実、オートキャンプ対応。買い出し便利、温泉近く。
温水シャワーとシャワートイレあり(特に女子トイレは清潔で利用しやすいと好評)。
利用するキャンパーが心地よく利用できるような配慮がしっかりしています。
サイトは小さめなので、テントやタープを持ち込む場合はコンパクトなものを。
【飯能市】cazuキャンプ場

画像出典:cazuキャンプ場
旧ほたるの里キャンプ場、吉田木材工業株式会社に併設された名栗川沿いのキャンプ場。
ホタルの時期が有名。買い出し便利な立地。ピザ窯レンタルあり(有料)
定額料金で薪(まき)が使い放題のため、焚き火好きやソロキャンパーにも人気です。
清潔感のある設備とロケーションの良さも好評。
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【飯能市】ゆずの里オートキャンプ場

画像出典:ゆずの里オートキャンプ場
全サイトでAC電源利用可能なファミリー向けキャンプ場。
オープンな砂利サイトと植樹で区切られたプライベートサイトが選択できます。
すぐそばを川が流れているため、暖かい時期は子どもたちの川遊びにも最適。
サニタリー棟があり、炊事室・温水シャワー・トイレ・洗濯機・衣類乾燥機が利用可能。スタッフさんの対応も好評です。
【飯能市】白岩渓流園キャンプ場

画像出典:白岩渓流園キャンプ場
水の綺麗な渓流に面し、人里離れた昔ながらのキャンプ場。
一本道のもっとも奥の立地であるため、喧騒から離れて静かに過ごせる環境です。
大人数でのグループキャンプやBBQには向いておらず、サイト間にも適度な距離があるので少人数でゆっくりと過ごすプライベート・キャンプに適しています。
温水シャワーあり、スタッフさんの対応も好評。
【アウトドアでの調理には、バーナー&クッカーが必要です】
【飯能市】RVパーク狩太23

画像出典:BE-PAL
北海道出身のオーナーが運営する「自然環境型RVパーク」。
都会と北海道を気軽に行き来できる「都会道(とっかいどう)」がコンセプト。日本RV協会認定。
いまどき珍しい五右衛門風呂が利用でき、トイレは簡易水洗和式。野営ができるRVパークという趣で、男性ソロ車中泊派に密かな人気です。
基本は「電源が使える車中泊スペース」のためキャンプには不向き、車中泊仕様でサイドオーニングなどを使うスタイル。
【長瀞町】長瀞オートキャンプ場

画像出典:長瀞オートキャンプ場
広い敷地と充実した設備のファミリー向けのオートキャンプ場で、ペット同伴のキャンプも可。
24時間利用可可能な温水シャワー・ランドリー・トイレ・ドッグラン・女子専用パウダールーム(ドライヤー常設)・オムツ替え&授乳所などが完備され、女性でも安心して利用できます。
売店では、食料品や生活用品、バーベキュー&アウドドア用品なども用意され、手ぶらでBBQも可能。
キャンプ初心者にもオススメのオートキャンプ場で、無料Wifiアクセスポイントも利用できます。
【ときがわ町】木のむらキャンプ場

画像出典:木のむらキャンプ場
自然に囲まれた山間部にあり、森林浴にも最適なキャンプ場。ログハウス風のバンガローが充実。
オートサイトは5つ、小さめながらAC電源完備の快適なキャンプ場。焚き火もOK。
場内には滝と清流があり、オートサイトは河原に面しているので暖かい時期は川遊びも可能です。
バンガローのあるエリアには炊事場や温水シャワー、自販機も併設。オートサイトには清潔感のある多目的シャワートイレ完備。
オートサイトは小さめなので、大型の2ルームテントや多人数用テントなどの設営はかなりギリギリになります。装備はコンパクトなものを。
【ときがわ町】堂平天文台「星と緑の創造センター」(堂平山キャンプ場)

画像出典:星と緑の創造センター
堂平山の山頂、標高約900mの場所にある設備が充実したキャンプ場で堂平山天文台に併設。
モンゴルテント、ログハウス、テントサイトが利用でき、テントサイトは5区画。大型の2ルームテントなども設営可能なスペースです(全区画とも要予約)。
シャワートイレと温水シャワーが利用可能。AC電源は無し、焚き火・直火は不可(炭火の使用はOK)。
山頂だけあって、晴れていれば夜は満天の星と美しい夜景が楽しめます。なお食材などの調達は事前にすべて済ませましょう。キャンプ場内での食材の販売はありません。
【キャンプで寝るには寝袋(シュラフ)も必須。防災用品としてもオススメできます】
【嵐山町】嵐山渓谷月川荘キャンプ場

画像出典:嵐山渓谷月川荘キャンプ場
一部では「ソロキャンパーの聖地」とも呼ばれるソロキャンパーには有名かつ好評なキャンプ場。
テントサイトとオートキャンプサイトは、設備の整った高規格キャンプ場が好みの方には不向きですが、自分で必要なすべての装備を揃えての「野営スタイル」のキャンプが楽しみたい人にはうってつけの場所です。提供されている設備は最小限、中上級者向き。
別途バンガローサイトも用意されており、こちらはAC電源も利用可能です。
また、このキャンプ場はテレビのヒーロー物などの撮影ロケ地としても使われることがあり、管理棟には俳優のサイン色紙などが飾られています。
【野営スタイルのキャンプには、焚き火がよく似合います】
まとめ
今回はご紹介できませんでしたが、長瀞や秩父あたりまで足を延ばすとまだまだ魅力的なキャンプ場が多く存在します。また、東京都になりますが奥多摩町やあきる野市あたりのキャンプ場も、意外と近い距離にあります。
初夏のゴールデンウィークや夏のお盆休みに秋のシルバーウィークなどの大型連休や、週末などを使って出かけてみてはいかがでしょうか。キャンプ場によっては必要な道具をフルセットでレンタル可能です。
地域活性化という点では、近隣地域からも人が呼べる仕掛けとして各地のキャンプ場は賑わっています。いつの日か、ふじみエリアにも荒川沿いあたりに「地元のキャンプ場」ができるといいな、と思ったりしています。